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リーダーとしての人を育てる期待のかけ方・技術について。

ビジネスの場においても子育てにおいても、育てられる立場から、育てる立場へと変わっていく。
自分自身が育てる立場へと変わることで、いかに自分自身も考えて育てられていたなぁと、ありがたい気持ちと恥ずかしい気持ちになったりします。

そんな人を育てるということについて、色々と考えることがあったので、書き残しておこうと思う、
数年後に見ると、まだまだ未熟だったなと思えるように日々成長しなければ!ですね。

目次

リーダーとして人をよりよく育てるにはどうすればよいか?

人をよりよく育てる技術?とは、誰もが知りたい永遠のテーマのような気さえします。
当然、100%の答えなんてないのだろうけど、今の自分のレベルで心がけていることがあります。

ガチガチに自分の考えで固めると成長の上限を決めてしまう

はじめて部下をもったときなど、自分と同等のパフォーマンスを出して欲しいがために、ガチガチに自分の考えをおしつけて固めてしまってた時期があった。
もちろん、すべての道を示してあげるので、最短のスピードでパフォーマンスを上げてくれるのだが、あくまでも自分同等かそれ以下にしか育てることができなかった。しかも自分からの指示がないと新たな動きのない指示待ち族となってしまう。

自分の意見だけで固めず、自由にさせてみる

ある程度の方向性は示しつつ自由にさせてみて、間違っていても答えはあえて言わず、自分自身でその答えを見つけてもらう。
自分の思い通りに舵をきれることがベストではなく、成長してもらうことで同じ方向に舵をきれるようになる。

良いことも悪いことも経験をしてもらうことこそ重要です。

言うは易しだが、自己中心的に物事を考えるほど、なかなかできるものではない。
放ったらかしにしているように見られたりすることもあるが、我慢のしどころです。
もちろん放ったらかしはNGです。

時間が非常にかかるが、この方向性で人を育てると、自分以上のパフォーマンスを発揮する人に成長する可能性が高まる。
いかに我慢を重ね導いていけるか?私は今はすべてこちらの方向で導いている。

じっくり育てる。ここは曲げない。

参考:リーダーとして、フリーとして覚えておきたい2つのコト

人は絶対に思い通りに動かない?

育てる側からすれば、自分の思い通りに人を動かしたいと思うものです。
でも、あなたがそれをしようとすればするほどお互いに上手くいかないのではないでしょうか。

それぞれの人に、個性があり、長所や短所があり、だからこそチームになると、想像を超えるパワーを生みます!

参考:【あなたはできてる?】チームワークとは?大切なことをもう一度考えてみた。

期待のかけ方、ピグマリオン効果を考える

ピグマリオン効果とは?

ある実験で、「成績の優秀な生徒達を集めたクラス」と「成績の悪い生徒達を集めたクラス」を作り、「成績の良い生徒のクラス」の担任には「成績の悪い生徒のクラス」だと告げ、「成績の悪い生徒のクラス」の担任には「成績の良い生徒のクラス」だと告げて、それぞれクラスを担当させるという実験。

その結果、「もともと成績の良かった生徒達のクラス」の成績は下がり、「もともと成績の悪かった生徒たちのクラス」の成績は上がったと言います。

このことから、期待と成果の相関関係について、「人は期待されたとおりの成果を出す傾向がある」という結論が導かれたというものです。
生徒たちは自分にかけられる期待を敏感に感じて「やる気」を出して勉強に励んだり、「やる気」を失ったりしていたわけです。

期待は絶対にしてあげるべき

ピグマリオン効果のことを考えても、期待は絶対にかけるべきだし、そんな実験結果など関係なしに育てるなら気持ちをそこに置いて成長を期待するのは当然だと私は思います。
私は関わった人、誰であろうがここは心がけているというか、当たり前のことだと考えます。

先ほどの実験にしても「君たちは成績が良くて素晴らしい生徒なんだ」と思って接してくれているのと、「君たちは成績が悪くダメな生徒なんだ」と思って接して来られるのとでは、モチベーションに大きな差が出ることは明らかです。

「やればできる」と心から信じてくれれている人が近くにいると、「そうかな~」と思いながらも何だかできる気が出てくるものです。
逆に、「お前はどうせダメだ」と全く期待されなければ努力する気になりません。

そんな人のもとでは絶対に働きたくないものですよね?

すべての人に可能性がある。その人を絶対に否定しない。

特に自分ができていないことを棚にあげて人の事ばかり指摘するのは本末転倒である。
欠点をズバッと指摘してあげることは大事なことですが、自分のできていないことを棚にあげているようでは、指摘された側はあなたに着いていこうと思うことはないだろうと思います。
実際に自分自身もこのようなことに直面することがあり、がっかりしたことを覚えています。

まずは自分の襟を正すべき。お互いに日々成長ですね!

自分自身も育てていただいている。

色々考察してみると、自分自身も今まで様々な考えのもとに、育てていただいていたなぁと思うわけです。
ちょっとバリバリ自分ができるようになってくると、思わず天狗になってしまうことが20代中盤はありましたが、やっぱり先人の知恵や経験に勝るものはない。

なかなかできない経験と思っていても、親や上司や先輩は、そんな経験をすでにしているものだし、
情報にしても、目新しい素晴らしい情報!と思っていても、先人の方には昔よくあった古い話ということはよくある。
歴史は繰り返すのだろう。

育てられ、そして育てていく。

参考記事:リーダーとして、フリーとして覚えておきたいコト
参考記事:リーダーとして、フリーとして覚えておきたいコト②

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