1. HOME
  2. ブログ
  3. 旅する仕事術
  4. 自動運転車技術によるGoogleとトヨタの圧倒的な考え方の違いを比較して考える未来

BLOG

ブログ

旅する仕事術

自動運転車技術によるGoogleとトヨタの圧倒的な考え方の違いを比較して考える未来

自動運転が少しずつ話題になってきています。
僕も実は以前は自動車の開発にかかわる仕事をしていたので、人よりは敏感に自動車関連のニュースは見ているかも知れません。
その中で違和感を感じることも多いですし、もっと危機感を持てよ!と思うことも多いです。

僕は車を自分で運転することに喜びを感じますし、これからも運転したいと思います。
しかしながら、今スタンダードである自動車は、江戸時代の刀に似た存在になるかもしれません。
運転をやめるべきときが来るんじゃないかなとも思います。

僕はそう感じています。そんなことをこの記事では書きたいと思います。

目次

10年後には自動車業界が変わる

僕は肌感覚ではありますが、あと10年もすれば、、いやもっと早く自動車業界の常識がひっくり返るような気がしています。
自動運転車の開発となると当然Googleだけではなくトヨタ自動車も取り組んでいるでしょう。

だからトヨタ自動車は安心だ!と思ってる人が多いような気がします。いや、もしかしたら本当に安心かもしれません。

ただ、僕はどうしてもそうは思えない感じです。

Googleとトヨタ自動車の見ている世界が違う

それは単なるガソリンエンジンが水素エンジンになるとか電気自動車(EV車)になるとか、そういうことだけではなくて、Googleが自動運転に見ている世界と、トヨタ自動車が自動運転に見ている世界が圧倒的に違う気がするからです。

おそらくトヨタ自動車は、今のガソリンエンジンやハイブリッド車の延長線上に自動運転車があって、その販売台数をどう稼ぐか?というところにフォーカスしているような気がしています。
Googleはそれよりも、「運転に時間をとられる人々が自動運転になることで、インターネットへの時間を費やすことになる!」というところにフォーカスしていると思うのです。

この圧倒的な違いがわかりますでしょうか?

まさにGoogleだからこそできる視点だと思うのです。
そして、そこには様々なビジネスチャンスもあるということですね。

トヨタは日本国内においては様々に政治力を使って、変化を遅らせたり守ったりできるかもしれませんが、世界的にはそうはいかない。

そして、ダイソンなど今まで自動車業界には存在しなかったようなメーカーもどんどん参入してきている。
EVになるとエンジンが必要なくなるので、業界全体が変わってくる。
僕も新卒からは3年間、自動車業界の開発をしていたのでのですが、将来性を感じず業界を変えて正解だったと思っています。

自動運転車におけるトヨタ自動車の見ている世界が違う

「運転に時間をとられる人々が自動運転になることで、インターネットへの時間を費やすことになる!」

Googleにとってはメリットが大きいですが、トヨタ自動車にはそこにフォーカスしてしてもメリットが生まれにくい。
ということは、トヨタ自動車は自動運転車を売らないといけないですが、Googleはもしかしたら車自体は無料でも良いのかもしれません。
無料はなくても自動車単体としては利益を無視した価格になるはず?

なぜならそこで儲ける必要はなく、利用者数を増やすほうが圧倒的にメリットがある。

同じように見える事でも視点が変わると圧倒的に違う

何でもそうですが、少し視点を変えて物事を考えるだけで様々なことが見えてきます。

今まで当たり前に良い!とされていたことが、何かの拍子にひっくり返ることがこれからは増えてくるでしょう。

単に「自分はこうしたい!」だけでは済まされない世界が見えてくると思うのです。

電子書籍?紙で書籍を読むほうが良いに決まってる?
スマホ写真をメモ代わり?ペンでメモを取るほうがよい!
電話?いるでしょ!
Facebookで実名を出すのはちょっと、、!?
SNSでモノが売れる!!?

そんな議論をする間もなく変化は起こります。
インターネットってどうなの?携帯を持つなんてどうなの?などと議論している間にみんな使っています。
覚えてますか?

当時は「インターネットとかよくわからない」「携帯なんて必要ない!」って言ってた人が大多数でした。スマートフォンもそうですよね。

とてつもなく新しい時代がものすごいスピードできている。

自動車業界だけではなく、あらゆる業界が、とんでもない変化の時期に来ていると思います。
人のココロやお金の世界まで変化の時期に来ていると思います。

今までと同じ考え方、働き方、結婚、子育て、教育、、、今までの成功法則にしたがって本当に同じで良いでしょうか?
僕は今大きく批判を受けたとしても、その常識を壊して前に進んでいきたいと考えます。

僕の考えていることが大外れであるようなところを、トヨタ自動車が狙っていることを祈ります。

関連記事

ピックアップ記事

Twiiter

cocoro_moriokaのツイログ

Facebook