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YouTube動画マーケティングの手法の特徴と成功事例、効果を出すポイントを簡単に解説

Youtuberのブレイクをきっかけに拡大したYoutubeは、近年多くの企業や店舗がマーケティングのトレンドとして注目を集めています。
僕自身も2018年12月からYouTuberとしての活動も開始させていいただいております。

その経験も踏まえて、YouTubeマーケティングの特徴や成功事例。
効果を出すためのポイントなどについて解説していきたいと思います。

目次

YouTubeを活用した動画マーケティング

YouTubeを活用した動画マーケティングが注目されている理由としてまず挙げられるのは、YouTubeユーザーが老若男女問わず利用者層が幅広いということと、ネット回線があればスマホなどで場所を問わず、どこでも見られるということです。

2020年3月調査ではYouTubeの利用者数は全世界で20億人を超え、世界で最も親しまれている動画共有サービスであり、日本においてもヒカキンさんなどYouTuberをキッカケにYouTubeの人気は高まり、日本国内利用者数は6,200万人を超えており、マーケティング業界におられる方であれば、このYouTubeの市場規模がいかに魅力的かご存知と思われます。

今後もYouTubeはじめ動画広告市場は引き続き拡大する見通しは固く、YouTubeをはじめとした様々な動画プラットフォームを活用したマーケティングは今後欠かせないものになるとにらんでいます。

体験が直観的に伝わるのでユーザーへの訴求力が文章よりも高い

静止画中心のランディングページなどと異なり、動画の強みは「動き・音声」を通して体験を共有できることです。

画像では表現できない臨場感、あるいは画像では伝わらない使用感などをリアルに視聴者に伝えることができるため視聴しているユーザーの共感を生みやすく、次の行動を促しやすいことがメリットがあります。

YouTubeカードなどの行動喚起で幅広い集客が可能

YouTubeでは「YouTubeカード」というCTA(Call To Action:行動喚起)機能があります。

これはYouTubeカードを利用することで、投稿した動画上に、動画を視聴しているユーザーがクリックすることができるテロップやリンクなどを設置できます。

例えばYouTubeカードを用いてアンケートを実施し視聴者に反応を促したり、他の関連動画や自身のサイト、ランディングページなどに誘導したりと、動画で見せる以上アピールが可能です。

従来の広告に比べるとローコストで広告が可能

TVや新聞、雑誌といった媒体に掲載するマス広告はリーチする人数が多く信頼度など影響力が大きい反面、広告にかかる費用が高騰ですが、YouTubeの動画広告は広告の掲載方法やターゲット、掲載頻度などを細かく設定することができるため、安価に広告を行うことが可能です。

ストック型コンテンツでありSEO効果を狙える

YouTube動画はストック型コンテンツなので、コンテンツを求めているユーザーにとって自身のYoutubeのコンテンツに価値があれば検索結果の上位にコンテンツが表示されやすくなり、多くの人の目にとまるようになります。

この効果が出るまでしばらく時間が掛かるもの、SEO効果が期待できるという点もYouTube動画広告の特徴です。

YouTubeアナリティクスによる効果分析(PDCA)と改善が可能

YouTubeでは「YouTubeアナリティクス」という機能が無料で提供されています。YouTubeアナリティクスはチャンネルや動画のパフォーマンスを記録し、視覚的に詳細なデータを確認できるようにしてくれる便利な機能です。

YouTubeアナリティクスでは動画の視聴回数や再生時間、視聴者維持率に関するレポートやチャンネル登録者に関するレポート、そして推定収益額や広告のパフォーマンスレポートといった様々なレポートを確認することができます。

YouTubeでできる3つの主な動画マーケティング手法と特徴

YouTubeで利用することができる動画マーケティングには大きく分けて3種類の手法があります。

YouTubeチャンネルによるファン獲得

YouTubeチャンネルとはTVで例えればNHKなどテレビ局のようなもので、動画投稿は自分のYouTubeチャンネルを通してファンの獲得を目指していくことになります。

YouTubeチャンネルには「チャンネル登録」という「お気に入り登録」に相当する機能があり、YouTubeを利用している人自分の気に入った動画をチャンネル登録しておけば、登録したチャンネルから新規の動画投稿があった際には、自分のYouTubeトップページの登録チャンネル欄やおすすめ動画などでわかりやすく通知される機能があります。

YouTubeチャンネルのチャンネル登録者数はそのチャンネルから投稿される動画を気に入ってくれた利用者=ファンの数ですので、閲覧者にとって魅力的な内容の動画を投稿し続けてチャンネル登録者数を増やしていきましょう。

メリット:無料で始められチャンネル登録者はコアなファンになりえる

継続的に利用しても料金が発生することは無いので予算をかけずにYouTubeで動画マーケティングを行うことができますし、投稿した動画を視聴し気に入ってくれた利用者がチャンネル登録をしてくれた場合、そのチャンネルから新規の動画投稿があるたびにYouTubeトップページなどで通知が行ってくれますので、コメントを通してファンと自分のやりとりも可能なので、ファンにとって身近な存在となります。

チャンネル登録もしくは、投稿される動画を気に入り続けてくれる限り継続的に自分の動画を視聴してもらえる確率が高くなり、結果コアなファンの獲得もできます。

デメリット:マーケティング知識・動画制作ノウハウは必須で人気になるまで時間がかかる

YouTubeチャンネルから投稿する動画は自分自身で作成する必要があります。

そのため動画制作(撮影・編集)のノウハウは必須であり、自身で公開した動画の分析を行いファンの好むコンテンツを模索、効果的なマーケティングを行うための知識、継続してコンテンツを生み出し続ける企画力と継続力といった様々な要素が必要です。

また、チャンネル登録者数を増やすのは簡単ではありませんし、一朝一夕とはいきませんので、人気を得るまでにそれなりに時間がかかることでしょう。

はやく言えば飽きっぽい人には向きません。

YouTube広告の活用

YouTubeマーケティングの2つ目の手法は、YouTube上の広告欄や動画の再生前後・動画再生中など、様々な場所やタイミングで広告の表示を行うことができる「YouTube広告」を掲載です。

自社・自店舗の投稿動画以外にも作成した動画広告クリエイティブを掲載することができ、広告を表示するターゲットや頻度なども細かく設定することが可能ですが、広告だらけだと見る方も辟易してファン離れになりますので、設定には注意してください。

メリット:狙ったターゲットに的確に動画広告を配信できCTAで行動を促せる

YouTube広告の大きな特徴は狙ったターゲットに的確に動画広告を配信できる点です。

目的に応じた広告フォーマットを選択することができ、年齢や性別、地域や趣味嗜好などの登録情報や追跡情報などから動画広告を配信する利用者層を限定することが可能で、さらにGoogleのネットワークしている広告プレイスへも配信可能なので、YouTube外部のウェブサイトやスマホアプリに動画広告など幅広く配信することもできます。

それらを駆使することによって自社ホームページやECサイトへの誘導なども行うことも可能で、動画での訴求とあわせて効果的かつ効率的なマーケティングを行うこともできます。

デメリット:動画の制作、競合との入札でコストが多くかかる場合がある

動画広告はシナリオ作成、撮影機材やロケーションやキャスティングの手配、撮影と編集など、画像広告では必要とならなかったコストがかかるためコストが大きくなり、さらにYouTube広告の広告配信枠の取得はオークション形式で決定されるため、競合する企業の広告がある場合、上限配信単価の高い方の広告が配信されることになりますので、想定以上にコストがかかってしまう場合があります。

人気YouTuber(インフルエンサー)起用によるマーケティング

人気YouTuberを起用して行うインフルエンサーマーケティングも需要です。
なにがしら行動を起こすことで世間に大きな影響を与える人をインフルエンサーと言い、YouTubeにおけるインフルエンサーとして「人気YouTuber」が挙げられます。

自社・自店舗のYouTubeチャンネルでチャンネル登録者を1から集めて人気を得ることは決して簡単なことではなく、たくさんの人気を集めるには時間と労力が掛かりますが、すでに多くのファン(チャンネル登録者)を抱えYouTube上で大きな影響力を持つ人気YouTuberを起用し、動画を通して自社製品やサービスを宣伝してもらうのが人気YouTuberを起用したインフルエンサーマーケティングです。

TVのコマーシャルなどで有名な人を起用して認知度をUPすると例えれば分かりやすいでしょうか。

メリット:数万~数十万のユーザーに高い訴求力でリーチでき、動画の制作依頼も可能

自社で作成するよりも人気YouTuberを起用してインフルエンサーマーケティングを行うほうが労力も減り、高い訴求力でリーチすることができる場合があります。

例えば映画撮影の動画に特化したYouTuberであれば撮影に興味のあるユーザーの可能性が高いため、自身のサービスや商材をPRするターゲットを絞りやすいでしょう。

さらに人気Youtuberであれば動画の制作技術含めて効果的にマーケティングを行える動画の制作を併せて依頼することも可能ですので、全体的に見ればメリットが大きいです。

デメリット:有名な人気YouTuberであるほどコスト大

人気YouTuberを起用したインフルエンサーマーケティングでは非常に効果的なマーケティングを行うことができますが、起用したいYouTuberが人気であるほど費用は高額になります。

国内トップクラスの有名人気YouTuberになると1案件あたりにかかる費用は数百万円になりますので、人気YouTuberを起用したインフルエンサーマーケティングを実施する際には、やみくもに依頼するのではなく予算・費用対効果をしっかり考慮しましょう。

人気YouTuberをキャスティング会社に紹介してもらうのも一つの手

YouTuber(インフルエンサー)のキャスティング会社に自社商材と相性の良いYouTuberを紹介してもらう方法もあります。

YouTuberを活用したマーケティング実績があるキャスティング会社は、YouTuberの特性やチャンネル登録者の属性(性別・年代など)を把握しているため、商材のPRに最適なユーーチューバーを紹介してもらえるでしょう。

インフルエンサーマーケティングの支援サービスを運営する会社について解説しています。
企業毎に特徴が異なるため、しっかりと比較した上で依頼を行うことで、効果を最大化することができるでしょう。

YouTube動画マーケティングを成功させるポイント

YouTubeでできる動画マーケティングの3つの手法について解説をしてまいりましたが、どの手法を採用するとしても重要となる、YouTube動画マーケティングを成功させるためのポイントについて解説いたします。

訴求するターゲットは明確にしよう

YouTube動画マーケティングを行う以上、訴求するターゲットを明確にしましょう。

YouTubeを見るユーザは様々で、娯楽性のあるものだったり、DIYを見て自分も真似たり、語学勉強したりとターゲット層は異なります。
これらを一緒にしてしまうとチャンネルは伸びません。

まずは自分の商材に応じて訴求するターゲットを明確にするところからYouTube動画マーケティングの企画を始めましょう。
単にチャンネル登録者数や再生数を伸ばすのではなく、本当に必要なターゲットにリーチできるか求めてください。

目的にあわせた適切なKPIを設定するしよう

KPIはマーケティングを行ううえで大変重要になります。
YouTubeで動画マーケティングを行うゴールを適切に定めなくては、効果的なマーケティングを行うことはできません。

  • 新規顧客の獲得:自社ブランドを広く認知させるために「動画視聴回数」や「チャンネル登録者数」設定する
  • 商品購入のリピート:「サイト遷移数・率」や「商品購入数」などをKPIに設定する

このようにマーケティングのゴールとKPIを明確にし、それを達成するために動画を活用するという意識をもち施策に取り組むことが重要です。

分析と検証を繰り返しPDCAを回して改善しよう

YouTube動画マーケティングを効果的に行うため、分析と検証を繰り返しPDCAを回し続けることは必須です。
もし動画マーケティングの効果が出ていなければYouTubeアナリティクスを分析してみてください。

YouTubeアナリティクスでは動画単体やYouTubeチャンネル全体のパフォーマンスを確認できますので、それらのデータをもとに新たなKPIを設定、動画コンテンツをブラッシュアップさせていき、効果を最大化させていきましょう。

YouTubeを活用した動画マーケティングまとめ

YouTubeを活用した動画マーケティングについて、手法やそれぞれのメリットとデメリットの解説と成功事例のご紹介をさせていただきました。

YouTubeは簡単に動画投稿ができる分有象無象の動画だらけになりますので、その中から飛び抜けた存在になるためには基本をしっかりと押さえてマーケティングを行うことが大事です。

YouTubeを活用した動画マーケティングを検討されている方は、ぜひご相談ください。

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